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時が磨いた銘木と優美な間がある住まい:S様邸

時が磨いた銘木と優美な間がある住まい:S様邸

「端整」を旨とする日本建築の伝統的な美しさは、主要な素材である「木」のもつ特性や、色合いの妙を熟知し、生かす技術がなければ発揮されない。庵原建設は自社で連綿と引き継いできた「技術が生む美」をS邸の玄関に凝縮した。

幅の広いケヤキの床板の厚さは24mm。美しい木目がそろったその一枚を踏み込むと足の裏に重厚さが伝わるが、木の板は厚くなるほど「反り」や「ゆがみ」が大きくなり手に負えなくなるという。同社の社長望月さんも「ただでさえ『暴れやすい』ケヤキですが、S邸では、質感を高めるため通常の2倍の厚みの床板を選んだので、施工に神経を使いました」と振り返る。

派手な装飾はほとんどないが、床、天井、扉など使用する場所で木の種類を変え、色の濃淡をつけているため落ち着いた雰囲気が作られている。施主のSさんは「このような色味の組み合わせの提案こそ、木を知り尽くした庵原建設の真骨頂ではないでしょうか。ほかの住宅会社は足元にも及ばない」と満足げだ。


ケヤキづくしのホールと開放感あふれる広縁。どっしりとしたケヤキの大黒柱が佇む。


14人が着座できる特製掘りごたつのある客間。


時の流れを感じる飽きを知らない間

以前の住まいに満足がいかず、今回6回目の建て替えに踏み切ったSさん。当然、各部屋に求める機能にも厳しい注文を付けた。こだわりの成果は、家の各所に造られた、もてなしとくつろぎの空間から見て取れる。

庭を眺めながら季節の変化を楽しめる1m80cmの広縁、樹齢の重みに触れることのできる屋久杉を用いた床の間、大勢が一堂に会すことができる客間などはSさんの求めた住まいの理想形だ。Sさんは「おそらく100年経っても日々発見があり、暮らす喜びを感じられる家が完成しました。この家は間違いなく最後の一軒になるでしょう」と感慨深げに話す。

S邸は、快適さにも抜かりがない。外断熱と全館空調を採用し、住む人の健康を守る。時に厳しい日本の四季を耐え抜く柔軟さと快適さを併せ持つS邸は、いつまでも上質な暮らしを支え続けるだろう。

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